Fandom


26-641:名無シネマさん :2006/06/23(金) 15:02:25 ID:5cg7LSSQ

まとめサイトにあった質問だけど↓↓↓
>23-785 :名無シネマさん [sage] :06/02/04 22:51 ID:e+klD5X2
>大林宣彦の「理由」
>最後、信子が交番に行く時に
>わざわざスリッパに履き替えて傘持って行ったのはなぜ?
冒頭のシーンで同級生の子のセリフで、信子は自分ちの家業(「片倉ハウス」という簡易宿泊所)
を嫌っていた(恥ずかしがっていた?)ので、「片倉ハウス」のネーム入りサンダルを履いて出かけることは
それまでなかったという事が語られている。
殺人容疑者と思われる男が「片倉ハウス」に来て、
その男の顔を美容院の週刊誌で見て憶えていた信子は父親にそれを伝える。
父親は男と話をする為に男の部屋を訪れる。
その時、父親を守ろうとして先の尖ったビニール傘を持ってついて行ってる。
しかし父親と男の会話を聴き、男の様子を見、電話をかけて欲しいと頼まれて電話をしている内に、
男は無実だと確信していく。
交番に警官を呼びに行ってくれ(男を交番まで歩かせるよりは警察の車で迎えに来てもらった方がいいから)
と父親に言われて宿泊所を出る時、いつものように自分のスニーカーを履きかけて思い直し、
「片倉ハウス」のネーム入りのサンダルを履く。
それは、今まで嫌っていた(恥ずかしがっていた)家業や父親、男に味噌汁をふるまう祖母や母親、
男にぴったりと寄り添っている弟の姿を見て、自分の家族(家業)に対して
それまでとは違った感覚(誇り)の様なものを感じたからだと思う。
傘を持ったのは、俺の解釈だと、最初は殺人容疑者から父(と自分)を守る為。
今(交番に出かける時)は、警察や事情を知らない世間の目から、男と自分の家族を守る為の
信子の心意気の表れなんじゃないか、と思う。
結果的に信子はやさしい巡査に言われるまま、交番に残る事になるんだけど。
サンダルと傘は、少女の心の成長の象徴なのかな、と。
特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC-BY-SA ライセンスの下で利用可能です。